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開気丸(かいきがん)

特徴

「イスクラ開気丸」は、シャクヤクやセンレンシなど12種類の植物性生薬から抽出したエキスに同種類の生薬末を加え丸剤としたものです。胃腸疾患に伴う様々な症状の改善を目的としております。

効能・効果

○胃腸疾患に伴う次の諸症状:はき気 (むかつき、胃のむかつき、嘔気、悪心)、胸つかえ、腹部膨満感、腹痛、胃痛、食欲不振、消化不良、下痢
○腹部膨満感を伴い繰り返し又は交互に現れる下痢及び便秘

リラックスさせて胃腸を改善する開気丸

ストレスや疲労などにより身体のエネルギーである「気」が巡らなくなると、気分が落ち込む、イライラするといった精神症状に伴って胃腸系の不調が現れやすくなります。

漢方では、「気の巡りを整える」、「気を開く」ことで、身体がリラックスした状態になり、不快な胃腸症状を改善すると考えます。開気丸は、まさに「気を開いて」胃腸の不快な症状を改善する漢方薬です。

『胃の検査をしても診断結果は問題なし、でも胃に不快な症状があるのですが・・』というご相談がよくありますが、このような場合も気の滞りが原因となっていることが多いようです。

肝と脾胃の不調に開気丸

漢方的には、ストレスなどで精神的に不安定な状態が続くと、自律神経をコントロールしている『肝』が乱れます。

そして、この影響を受けやすいのが胃腸と関係のある『脾胃』です。この『肝』と『脾胃』の調和が乱れ、脾胃の機能が低下した状態を肝脾不和(かんぴふわ)、肝胃不和(かんいふわ)といいます。

肝脾不和、肝胃不和の症状として、イライラや落ち込みなどの精神的な不調に加え、もたれ、むかつき、食欲不振、胃痛などの胃の不調、お腹の張りやガス感、げっぷ、便秘や下痢を繰り返すなど胃腸系の症状が現れます。

このような症状には、胃酸分泌を抑えたり、胃の粘膜を保護する一般的な胃薬が効きにくいこともあります。

開気丸は、気を巡らせ、肝と脾胃をリラックスさせるとともに、柔肝して痛みを和らげるはたらきがあるため、ストレスによる胃炎や胃痛、消化器疾患には非常に効果があります。

ちなみに、中国では『舒肝丸(じょかんがん)』という名で知られています。
『肝をのびやかにリラックスさせる薬』という意味です。

忙しい人の胃腸こそ開気丸

ストレスや睡眠不足、夜遅い時間の食事、過食、早食い・・・など、毎日が忙しい人ほど胃腸に負担のかかりやすい生活になりがちです。

開気丸は、まさに忙しい現代人のための胃腸薬。気分がスッキリしない時の胃腸症状にオススメです。

また、気の巡りが滞りやすい春先や環境の変化時に決まって胃腸が崩れやすいといった場合も役立つ漢方薬のひとつです。

不快な胃腸症状でお悩みでしたら、まずはご相談ください。

今井 太郎(漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師)

執筆者:今井 太郎

漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師

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