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夜間頻尿と漢方について

頻尿夜間頻尿とは、夜間に尿の回数と量が増えることを指します。

一般に夜間の排尿回数が2回から3回以上、あるいは夜間の尿量が1日の1/4を超えるものを言い、 日中は排尿が正常で夜間に回数と量が増えるのが特徴です。

また、夜中に何回もトイレに起きるので、その後になかなか眠れないという事も多くなります。 トイレに3回以上起きると、良質な睡眠が取りづらくなってきます。

漢方薬局では「夜トイレに起きる」というお悩みが非常に多く、最近では40代の方の相談も多くなっています。

夜間頻尿を漢方で考えると?

さて、夜間頻尿の原因を漢方医学的に考えてみましょう。

中医学において“腎“は 水を主る(みずをつかさどる)という生理機能があります。

ここでいう水は水液代謝のことを指します。西洋医学の「腎臓」の機能と似ており、水液(津液)のうち「清」を肺に上昇させ、「濁」 を尿として膀胱から排泄させます。

年をとってきて、“腎”のパワーが低下してくると、尿量の増加や減少、尿の我慢ができないというような尿の異常があらわれ、結果、夜間頻尿の回数が増えてきます。

このような症状を、中医学の世界では「腎虚(じんきょ)」と言います。

夜間頻尿や尿量の増加の他に

  • ・尿の切れ、勢いが悪い
  • ・昼もトイレが近い
  • ・足腰がだるい
  • ・精力の減退
  • ・手足のほてり(または進むと冷え)
  • ・口が渇く

などの特徴的な症状を伴うことがあります。

夜間頻尿には腎を補う漢方の「補腎薬」

瀉火補腎丸そこで“腎“を補っていく補腎薬の登場となります。補腎薬はたくさんの種類があるのでより体質に合ったものが選べます。金匱腎気丸、杞菊地黄丸、瀉火補腎丸などが代表的な方剤です。

早い方ですと2週間ぐらいで反応が現れますが、補うタイプの物は少し長い目で服用されると良いと思います。

漢方薬は夜間頻尿の症状や体質によって変わってきますので、詳しくは漢方薬局まで、ご相談ください。

今井 太郎(漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師)

執筆者:今井 太郎

漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師

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