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皮膚病のお悩み

酒さ様皮膚炎

酒さ様皮膚炎と漢方について

酒さ用皮膚炎は、ステロイド酒さとも呼ばれ、顔に強いステロイド外用薬を使用したり、長期間続けることによって起こるといわれています。

主に、顔のほてりや紅斑(赤ら顔)、皮膚萎縮、ニキビ様のブツブツ(丘疹や膿疱)があらわれ、ステロイド外用薬をやめると、一時的に症状が悪化(ステロイドによるリバウンド)した後に治癒することが多いようです。

一般的に、ステロイドの減量や抗生剤で症状が軽減することも多いようですが、その間、皮膚症状が激しく悪化しやすいことや、治療が長期にわたりやすいことから、精神的に辛い状態になってしまうことも少なくないようです。

漢方では、皮膚の状態とからだ全体のバランスを考えながら、皮膚症状の悪化を抑え、治療を乗り切るためのメンタル面のケアなどを行います。

時間はかかることもありますが、漢方薬を併せることで、酒さ様皮膚炎の緩和に繫がることも期待できます。

酒さ様皮膚炎とは

酒さ様皮膚炎は、ステロイド外用薬の使用部位、主に口の周り、鼻唇溝(ほうれい線の部分)、あご、頰、額に現れやすい皮膚症状です。

ステロイドには免疫抑制作用や抗炎症作用があり、一時的に使用するには非常に強力な効果を発揮します。

しかし、長期の使用や強いステロイドを繰り返し使用していると、免疫が低下し、酒さ様皮膚炎をはじめとした皮膚症状が起こることがあります。

ステロイド外用薬を連用することで起こりやすい症状として
・皮膚の毛細血管拡張(皮膚の赤み、赤ら顔)
・皮膚の萎縮(皮膚が薄く傷つきやすくなる)
・皮脂腺の異常活性化(ニキビ)
などがあり、これらは酒さ様皮膚炎の症状でもあります。

酒さ様皮膚炎と酒さの違いは?

ちなみに酒さ様皮膚炎とよく似た名前の皮膚疾患に“酒さ”があります。

顔の赤みやニキビなど酒さ様皮膚炎と似た症状が現れますが、まったく異なる皮膚疾患といわれています。

酒さ様皮膚は原因がステロイド依存であるのに対し、酒さの原因は分かっていません。紫外線や寒暖差、酒なども悪化要因とされています。

酒さ様皮膚炎を漢方で考えると

酒さ様皮膚炎は、ステロイド外用剤をやめれば良くなるケースも多い皮膚疾患です。

ただ、酒さ様皮膚炎の方の中には、アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎など他の皮膚疾患の治療のためにステロイド外用剤を長期使用していたケースも多く、ステロイド外用薬を一気にやめることが難しい場合もあります。

この様な時、漢方薬で症状をコントロールしながら治療を進めることができます。

漢方的には、酒さ様皮膚炎の症状(赤み、ほてり、ニキビ)に対しては、おもに湿熱や血熱などの『熱』が関与していると考えます。

湿熱とは、体に不要な水分や老廃物が溜まって熱をもった状態で、根本的には、胃腸の状態や日頃の生活習慣なども大きく影響しているといわれています。

血熱は、血に熱がこもった状態で、強い赤みやほてりの原因にもなります。

また、毛細血管の拡張した状態は、漢方では血の滞った『瘀血(おけつ)』の状態ともいえます。

漢方薬では、竜胆潟肝湯や清営顆粒など湿熱や血熱を取り除く漢方薬や、晶三仙など胃腸の働きを良くし食滞をとるもの、五涼華や清上防風湯など清熱解毒の漢方薬、冠元顆粒など血流をよくする漢方薬などを用います。

また、皮膚の症状では、良くなったり悪化したりと波があることも多く、その度に一喜一憂されたり、この先良くなるのだろうか?と不安やストレスを感じることもあります。

しかし、ストレスなどで気の巡りが悪くなると、さらに瘀血を招く結果となり、酒さ様皮膚炎の症状を悪化させることも考えられます。

そのため、精神的な面でのサポートが必要な場合には、気の巡りを整えリラックスさせる漢方薬を使うこともあります。

 

酒さ様皮膚炎のポイント

酒さ様皮膚炎の改善には、日頃の食生活や胃腸の状態、ストレス、睡眠の質など日常生活を見直し改善することも大事です。

特に赤みが気になる時は、熱の原因となる辛いものや刺激のある食べ物、過度な飲酒は避けましょう。

また、適切なスキンケアで皮膚のバリアを高めることも再発を防ぐためには必要です。

もともとアトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎、脂漏性皮膚炎などの治療のためにステロイド外用剤を使っていた場合、症状に対して適切な種類と使用期間であればよいのですが、酒さ様皮膚炎を引き起こしている場合は、ステロイド剤の中止あるいは減量が必要です。

ステロイド剤を自己判断で中止すると、皮膚の症状が急激に悪化するおそれがありますので、必ず皮膚科で診察を受けてください。

酒さ様皮膚炎の漢方相談は、皮膚疾患に詳しい漢方薬局でご相談されることをお勧めいたします。

今井 太郎(漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師)

執筆者:今井 太郎

漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師

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