婦宝当帰膠の学術シンポジウムに行ってきました。
日本中医薬研究会が毎年開催するこのシンポジウムは今年で16回目になります。
全国からなんと200名の先生方が参加される大きなシンポジウムとなりました。
本日は中国・武漢からいらっしゃった曾凡波先生から、婦宝当帰膠の薬理実験に関する発表がありました。日本ではなかなか集まりづらい薬理データです。
主な内容は、婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)の
に対する薬理実験です。
婦宝当帰膠は「冷え性、生理痛、生理不順、貧血」をはじめ、肩こり、頭痛、のぼせ、めまい、耳鳴りなどによく用いますが、それを裏付ける内容となりました。
婦宝当帰膠は中医学に基づいて考えられた処方ですが、このような最新の薬理実験データなどは参考になります。
後日、中国の新聞に婦宝当帰膠のシンポジウムの様子が掲載されたそうです。
昨今はあまりよろしくない日中関係ですが、これを機会に良い方向に進んで欲しいと切に願っています。