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低気圧による頭痛と漢方について

低気圧の頭痛

低気圧によって起こる不調は様々ありますが、その中でも特に『頭痛』を発症する人が多いです。

低気圧とは地面を空気が押す力が周りと比べて薄くなっている場所のことを言います。低気圧のもとでは空気の上昇が発生し、雲が作られやすくなるので曇り、雨、台風など悪天候になることが多いです。

気圧の変動が起こりやすい梅雨の6〜7月ごろ、台風が発生しやすい9〜10月ごろは低気圧による頭痛があらわれやすくなります。

漢方では頭痛の程度や頻度を軽減させていきながら、低気圧でも耐えられるような体づくりを目指していきます。

頭痛の出る日が天気や気圧の変化に連動していると感じる方は、一度漢方相談をされてみてはいかがでしょうか?

気圧の変化が体に与える影響

耳の奥にある内耳には、気圧の変化を感知するセンサーがあると考えられています。

内耳に気圧の変化というプレッシャーがかかると、自律神経が影響を受け、血管を収縮・拡張させたり、痛みを発する神経に刺激を与えたりします。

交感神経と副交感神経はお互い常にバランスを取り合って働いていますが、現代人は身体的・精神的なストレスを抱えたり、夜更かしなどの不規則な生活を送っている人が多く、自律神経の切り替えを苦手とする人が増えています。

天候以外で日常的に気圧の変化を感じられる場所として飛行機、新幹線、高層ビルのエレベーターなどがあります。

内耳が敏感な人は、これらの場所でも気圧の変化を感じて不調となる方もいらっしゃいます。

また、低気圧は内耳だけでなく体全体にかかる圧力が弱くなることで血管を直接拡張させ、頭痛につながることがあります。

山登りや飛行機に乗った時にお菓子の袋がパンパンになったのと同じような現象が体でも起きていると考えていただくと想像しやすいのではないでしょうか。

低気圧による頭痛を中医学的に考えると?

中医学には”不通則痛(ふつうそくつう)”という言葉があります。

これは体内の巡りが悪くなって詰まりができると痛みが発生するという意味をあらわしています。

低気圧によって現れやすい障害物には”湿邪(しつじゃ)”と”痰湿(たんしつ)”があります。

“湿邪”とは大気中にある湿気が体に悪影響を与えている状態をあらわし、“痰湿”とは体内の水分代謝が悪くなり、余分な水が体に溜まっている状態を言います。

もともと体に余分な水が溜まっている体質の人は湿気の影響を受けやすく、汗などから過剰に溜まった水分を排出しづらくなることで、より体に溜め込んでしまう傾向があります。

そのため梅雨や夏場の湿気が多い時期に体調を崩しやすくなる人が多いです。

この過剰な水分が頭に溜まり、頭部の巡りを阻害するとボーッとしやすい、頭が重だるい、ギューと締め付けられるような頭痛といった症状があらわれやすくなります。

このような場合は水分代謝を良くしてあげるような五苓散、苓桂朮甘湯、半夏白朮天麻湯などを用いて頭痛の緩和にアプローチしていくことが一般的です。

頭痛とともに肩や首のコリ、緊張やイライラしやすいといった気持ちの面にも負担がでている場合は、頭部付近の血の巡りを良くする活血薬やリラックス作用のある疏肝薬などを用いることもあります。

低気圧による不調が生じやすい人の特徴として、胃腸の働きが弱まっている”脾虚(ひきょ)”という体質の方が多いです。

脾は食べ物の消化吸収を行うことで体に必要な栄養を作り出す働きや、水分代謝を整える働きを持つと考えられています。

脾の主な性質として冷たいもの、脂っこいもの、甘いもの、味の濃いものに弱く、ジメジメとした状態を嫌う傾向があります。

特に日本人は海に囲まれた島国で湿気の多い国に住んでいるため、脾虚になっている人が非常に多いです。

食欲が湧かない、お腹が空かない、少食、軟便下痢、お腹が張る、胃もたれ、胃痛などがあらわれやすく、食事から必要な栄養を作り出せないことからだるい、疲れやすいといった症状を伴いやすくなります。

胃腸を補うことで水はけが良くなり、体内に余分な水分が溜めにくくなることで徐々に低気圧が近づいても頭痛が起きづらい体質へと導いていきます。

一般的に、胃腸の働きを整える漢方薬として六君子湯、補中益気湯、健脾散顆粒、健胃顆粒などがあります。

低気圧による頭痛のまとめ

低気圧で頭痛が生じやすい人は、普段の生活から胃腸を労り、余分な水を溜めすぎないようにしておくことが大切になります。

低気圧や天気が悪い日に、

  • ・頭痛がする
  • ・頭がぼーっとする
  • ・頭痛で横になりたくなる
  • ・毎回鎮痛剤を飲む
  • ・頭痛が出るかもしれないと憂鬱になる

という人は、漢方薬を試してみてはいかがでしょうか?

今井 太郎(漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師)

執筆者:今井 太郎

漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師

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