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ヘバーデン結節と漢方について

ヘバーデン結節

ヘバーデン結節とは?

ヘバーデン結節は、指の第一関節に現れる硬いコブのことです。

指先の関節が赤く腫れて徐々に変形していき、ジンジン・ズキズキする痛み、痺れ、こわばり、動きにくさを引き起こします。

西洋医学では、「変形性手指関節症」の一種とされ、関節軟骨のすり減りや、骨が変形した骨棘(こつきょく)というトゲによって起こると考えられています。

特に40代以降の女性に頻発する傾向があり、原因は不明とされていますが、指先をよく使う人がなりやすく、また、女性ホルモンの変化も関わりがあるようです。

日常生活では、指先に力をいれるちょっとした作業でさえ困難になるなどの支障をきたし、多くの方が精神的苦痛にも悩まされます。

更に、症状が落ち着くには数年〜十数年かかる上、主な治療は保存療法ですので、いつ治るか分からない不安との付き合いもしていかなければなりません。

ヘバーデン結節を漢方で考えると?

関節や神経の痛み、痺れ、腫れがある症状のことを、主に痺証といいます。

中国の古典には、「不通則痛(ふつうそくつう)」という言葉があり、気血の通り道である経絡が塞がれてしまうと、痛みや痺れが生じるという考えです。

漢方薬では、この詰まりを解消させることで症状緩和を促していきます。

主な原因となっているのが、風・寒・湿の邪気であることが多く、症状や特徴によってそれぞれタイプに分かれます。

行痺(こうひ)/風痺(ふうひ)

風邪(ふうじゃ)が当たると悪化し、痛みが一定しない。天候の変化で悪化しやすい。
風のように痛みが移動しやすい特徴がある。去風作用の漢方薬を用いる。

<代表的な漢方薬>
疎経活血湯
防己黄耆湯
防風湯
 など

痛痺(つうひ)/寒痺(かんぴ)

痛みが激しい。冷えると悪化し、温めると緩和しやすい。
特に寒邪(かんじゃ)は気血のめぐりを妨げやすい性質を持っている。

体を温めて気血のめぐりを良くする作用の漢方薬を用いる。

<代表的な漢方薬>
桂枝加朮附湯
疎経活血湯
独活寄生湯
 など

着痺(ちゃくひ)/湿痺(しっぴ)

むくみや関節の腫れ、痺れが主な特徴。湿邪(しつじゃ)の影響を受けやすく、重だるい痛みや患部の動かしづらさを感じることも多い。
去湿作用のある漢方薬を用いる。

<代表的な漢方薬>
越婢加朮湯
独活寄生湯
薏苡仁湯
など

熱痺(ねつひ)

関節の腫れ、発赤、熱感が強いことが多い。冷やすと緩和する。
清熱作用のある漢方薬を用いる。

<代表的な漢方薬>
越婢加朮湯
桂芍知母湯
麻杏薏甘湯
など

頑痺(がんひ)

痛みや痺れが長期化し、慢性的になっている状態。

その他、関節に十分な栄養が行き渡っていないと、変形や痛みの原因になると考えることもあります。
これは、中国古典の「不栄則痛(ふえいそくつう)」という考え方からきています。
この場合の主な症状
・瘀血(おけつ)…血のめぐりが滞っている状態
・血虚(けっきょ)…血が不足している状態
・腎虚(じんきょ)…加齢によるもの

また、漢方薬の大きな特徴は、ヘバーデン結節によって日常生活がままならず、強い苛立ちや落ち込みを感じている方に、メンタル安定を促す作用の漢方薬を併せての同時ケアが可能な点です。

養生法

・指を冷やさない
・指に負担になりやすい動作を避ける
・長時間のスマホ・パソコン操作は避ける
・適度にマッサージをする
・合谷や曲池などのツボを押す

まとめ

漢方薬は、気血のめぐりを良くしたり、補ったりして体のバランスを整えていくことが目的であり、そこから症状軽減にもつながっていきます。

このような考えをもとに、漢方相談では、普段のご体調やご体質を踏まえ、お悩みの症状に対するお薬をお選びしてきます。

ヘバーデン結節でお悩みの方は一度漢方相談されてみてはいかがでしょうか?

今井 太郎(漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師)

執筆者:今井 太郎

漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師

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