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婦人病のお悩み

生理不順

■ 生理不順と漢方

生理不順生理不順は、生理トラブルの中でも非常に多いお悩みのひとつです。

生理不順には、「生理が早まる、遅れる、いつ来るか分からず不規則」といった「周期」の異常と、「経血の量が多い、少ない、生理中以外にも出血がある、だらだら続く」といった「量」の異常があります。

通常、3ヵ月以上生理が来ない場合を無月経、周期が40日以上空いてしまう場合を稀発月経、しょっちゅう出血がある場合を「頻発月経」と呼んでいます

毎月きちんと同じ日に生理が始まらないと心配になる方がたまにいらっしゃいますが、25~38日の間に来れば、一週間程度のずれは生理不順にはあたりません。また、周期が39日以上でも、排卵があり定期的に生理があれば問題ないとされます。

ただし、「毎月生理が来ない方が楽でよい」からと1か月、2か月・・・と月経異常を放っておくと、子宮や卵巣が萎縮して、将来不妊になるおそれや他の病気が潜んでいる可能性もあるため、早めに検査されることが大切です。

漢方で段々と正しい生理周期を取り戻していきましょう。

正常な生理とは

通常、生理が正常な状態とは、下記の状態です。
周期: 25~38日
期間: 3~7日
量 : 多い日で2~3時間でナプキンを替える(個人差あり)

■ 生理不順の一般的な原因

生理不順の原因として、最も多いのが女性ホルモンの乱れです。ストレスや過度なダイエット、冷え、睡眠不足、ハードな運動などでホルモンバランスが崩れやすくなります。また思春期や更年期などはホルモン分泌が安定せず、生理が不順になることがあります。

その他、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や高プロラクチン血症、甲状腺ホルモンの分泌異常などが関係することもあります。

■ 生理不順 漢方では?

漢方では、生理不順は「血の道」と言われ、良質な血液を増やし、子宮や卵巣に十分な栄養が行き届いている環境であることが基本です。

おもに、生理不順には周期が早まる『月経先期』、周期が遅れる『月経後期』、不規則な『月経不定期』に分けられます。

原因として、気血両虚(気や血が不足した状態)、気滞(気の流れが滞った状態)、瘀血(血の流れが滞った状態)、血熱(からだに熱がこもった状態)、腎虚(ホルモンや生殖機能が低下した状態)のおもに5つを考えます。

① 子宮や卵巣が栄養不足で周期が乱れる『気血両虚(きけつりょうきょ)』の生理不順

婦宝当帰膠気血は生理の原料です。気血が不足した状態が続くと、卵巣や子宮に十分な気のエネルギーと良質な血が届かず、よい卵が育たず、排卵もうまくいかなくなり、生理不順になりやすくなります。

子宮内膜の厚さや柔らかさにも影響し、結果、生理不順や不妊の原因となります。気虚が強いと生理が早まり、血虚が強いと生理が遅れ気味になる傾向があります。

漢方薬では、漢方薬では、気血を補い、卵巣や子宮の働きを助ける婦宝当帰膠、心脾顆粒、十全大補湯などの補気補血薬を用います。

② 生理周期がばらばらで排卵が予測できない『気滞(きたい)』の生理不順

逍遙丸ストレスなどで自律神経のバランスが崩れたり、過度の疲れが溜まっていると、気の流れが滞り、からだ全体の流れに影響を与えます。

気滞の状態が続くと、“張る・悶々とする・痛む”の3症状が出やすくなります。

女性ホルモンのバランスが崩れやすくなり、生理前のイライラや胸張り、お腹の張りなどの不快な症状を感じやすくなります。生理不順になりやすく、基礎体温の変動が激しくなることもあります。

漢方薬では、気の巡りを整え、生理周期を安定させる逍遙散、開気丸、炒麦芽などの疏肝理気薬を用います。

③ 子宮や卵巣の血流が悪く周期が遅れる『瘀血(おけつ)』の生理不順

芎帰調血飲第一加減瘀血は滞った血のことで、瘀血によって生理が順調に来ないことも、また生理不順で古血がうまく出せずに瘀血をためてしまうこともあります。

特に下腹部の血行が良くないと、骨盤内や卵巣、子宮の血の滞りが生じやすく、生理不順や無排卵、生理痛などの痛みの症状、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫などの婦人科疾患が生じやすくなります。

漢方薬では、血の流れをよくし、スムーズな排卵を促す冠元顆粒、芎帰調血飲、田七人参などの活血薬を用います。

④ 血に熱がこもって周期が早まる『血熱(けつねつ)』

血熱とは、精神的に興奮状態が続いたり、お酒や脂っこいもの、辛いものの取り過ぎ、からだが熱っぽいなど血液が熱を持った状態です。

血熱により、血の動きが活発になって生理が早くくるなどの生理不順、経血の量が多い、不正出血などの出血などがよくみられます。

漢方薬では、血熱をとる清営顆粒などの清熱涼血薬を用います。

➄ 卵巣機能の低下でなかなか生理が来ない『腎虚(じんきょ)』

参茸補血丸年を重ねるにつれて卵巣機能や女性ホルモンの低下はおこります。けれど、生殖やホルモンに関係のある腎の充実度合いで、低下スピードに差がでてきます。

腎虚では、生理をおこす力が不足しているため、数ヶ月生理が来ない場合もあります。

漢方薬では、ホルモンや生殖機能など腎のちからを補う参馬補腎丸、参茸補血丸、八味地黄丸などの補腎薬を用います。

生理不順の原因とその漢方薬には他にも様々な種類があり、症状と体質により、正しい漢方薬を選ぶ必要があります。

 

■ 生理不順の一般的な治療法

生理不順の治療法は、ホルモン状態などによって異なりますが、多くの場合、女性ホルモンや低用量ピルなどで周期的に生理が起こるようにします。治療期間は数カ月から数年間という長期に渡ることが多く、根気よく治療を続けていくことが大切になります。

他のホルモンの影響や疾患のよって生理不順になっている場合は、その原因となる病気を治療します。ただし、ピルなどで人工的に周期を整えても、生理不順が治っているわけではありません。

根本的な原因を改善しない限り、ピルをやめると生理不順に戻ることも多いのが実情です。

■ 生理不順を改善するためには

生理不順の方で多いのが「冷え症」です。
特にお腹周り、子宮や卵巣が冷えている方は生理不順に発展しやすく、からだを冷やさない注意が必要です。

普段、冷たいものを摂る機会が多い方も、知らず知らずのうちに胃腸が冷え、全身血流を悪くし、生理が遅れやすくなるため、基本は常温以上の温かいものを口にしましょう。

また、普段からストレスを溜め込んでいたり、睡眠不足が続くと、生理周期が不規則で基礎体温もガタガタ、いつ排卵したか分からない状態になります。適度な気分転換と日付が変わる前にからだを休める習慣が大切です。

生理不順を放っておくと、いずれ更年期の症状が重くなったり、老化にも影響するといわれています。もちろん、日々の生活習慣を見直し、足りない部分を漢方薬などで補うことで良くなっていくケースも珍しくありません。

女性にとって、生理の状態は健康のバロメーターです。
最近、生理不順だな?と思ったら、ぜひご相談ください。

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