Q.店頭では、若い方からお年寄りまで、ジャンルを問わず様々な疾患のご相談をお受けしているようですが、特にどのようなお悩みのお客様が多くいらっしゃるのでしょうか。
A.やはり、皮膚病（アトピー性皮膚炎）と婦人科（不妊症） が多いです。西洋医学でステロイド剤やホルモン剤に頼らなくてはならないもの＝皮膚疾患や婦人科疾患などは、 漢方は得意分野だと考えています。
ただ、本当に様々な疾患の方が来局されますので、色々な病気に対する知識が必要となってきますよ。
Q.薬局にいらっしゃるお客様は女性が多いのが現状ですが、 男性のお客様も増えてきています。男性のお客様はどんなご相談でいらっしゃっているのでしょうか？
A.
男性の漢方薬というと、鹿茸や海馬（タツノオトシゴ） などの生薬を使った「滋養強壮」というイメージが多いようです。
最近では仕事などで“無理がきく”ということで、健康維持の為に漢方を続けられている方も多いですよ。他にも、男性不妊、男性更年期、不眠、 自律神経失調症、アレルギー疾患、耳鳴り、めまい、慢性下痢、肩こりなど、お悩みは人によって様々です。仕事が忙しく、 ストレスが影響している方が多いという印象を受けます。
Q.漢方の世界に入ったきっかけは？
A.以前からひとりひとりの体に合った医療である漢方に興味を持っていました。薬学部時代は生薬の研究室に所属していました。幅が広げようと、 学生時代は薬剤師以外の仕事も色々と挑戦していました。
卒業後は勉強のため調剤などもやっていた時期もありましたが、漢方一直線です。
Q.今井さんは漢方薬のもととなっている生薬についてとても詳しいですね。その他、 漢方に限らず様々なことに好奇心旺盛なイメージがあります。ご自分ではその辺りをどのように思いますか？今井さんのように博識だと、 お客様とのお話にも一層花が咲くのでは？
A.生薬ひとつひとつに色々なエピソードや伝説があるので、 漢方に少しでも親近感を持っていただけたらと思っています。
博識！？…かどうか分かりませんが、色々な事に興味を持つようにしています。 生薬以外の話題でも盛り上がっていただければ幸いです(^o^)
Q.漢方薬の本場、中国へ行かれたことがあるようですね。 その時のお話を少しお聞かせください。
安国の生薬市場（漢方薬の築地みたいなところ）に行った時は、２～３ｍぐらいまで積み上がった生薬や、一俵まるまる蝉退 （セミの抜け殻）とか、新鮮な生薬・珍しい生薬がたくさん見られて大興奮した覚えがあります。女性がデパートに行く感覚でしょうか？
セミの抜け殻＝蝉退（せんたい） 安国の生薬市場にて
Q.店長になられて忙しい毎日ですが、いつもテキパキ、 効率よく仕事をこなしている姿が印象的です。またいつもスマイルを忘れない店長の姿は、スタッフも見習うべきところです。 多忙でもストレスフルにならないような秘訣がありましたら教えてください。
A.仕事に追われるのではなく追いかけることでしょうか（笑）
笑うことは人間にとって、とても大切だと思います。きっと“邪”も逃げていくはず…。
忙しい現代人には「食事・睡眠・週末の過ごし方」などは重要なポイントです。
Q.今井さんにとってのとっておきの癒しは・・？
A.おいしい食事とお酒です！
Q.子供のころは、野球少年？それともサッカー少年？それとも・・・？？
A.欲張って両方やっていました♪他にも空手とか水泳とかやっていました。
いつも泥だらけで帰っていたのでよく親に怒られました。
Q.ご出身は東京ですが、今井さんならではのオススメの場所や思い出の場所（？） はありますか？
A.チャキチャキ（嫡男嫡男という意味らしいです。） の江戸っ子ですのでお祭りが大好きです。湯島天神や神田明神、鳥越神社のお祭りは活気があって興奮します。
東京は自転車でまわるととっても楽しいですよ。皇居周りなどは緑が多くて気持ちがいいです。
後楽堂薬局の名称をいただいた小石川後楽園
Q.今、興味のあることやこれからチャレンジしてみたいことは？
A.①アフリカ旅行
子供の頃から動物が大好きで、動物園の飼育員になりたかった時期もあったので、野生のライオンやゾウを見たら泣いてしまうと思う。 学生時代に行った南米イグアスの滝に感動したので、今度はヴィクトリアの滝に行きたい
南米イグアスの滝
②ピアノ
小さい頃にやっていたピアノを復活したい。
ショパンのエチュードOp.10-4を弾けるようになりたい。
③スカイダイビング
これからの困難も打ち破れそうな気がする…。
Q.これから漢方薬を服用してみたいとお考えの皆様に、ひとことアドバイスをお願いします。
A.中医学は様々な疾患に対応できる医学だと思います。
最近はインターネットなどで情報が氾濫していて、正しい情報を見つけるのが難しくなっています。 当薬局ではそのような方にも安心して来ていただけるような薬局を目指しています。
あそこに行けば安心、なんとかしてもらえる薬局を目指してスタッフ一同頑張ります。
まずは２週間分、一度ご相談されてはいかがでしょうか？
お忙しい中、インタビューにお答えいただきましてありがとうございました。
