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痛み、こりのお悩み

首こり

首こりと漢方について

首こりに悩んでいる人は年々増加しているといわれています。

日常的に起こりやすい首こりは、現代人の生活習慣とも関係が深く、いつものことと我慢したり、辛くても治療せずに見過ごされてしまうことも多いようです。

首こりのおもな原因は、首の筋肉の疲労や緊張による血行不良といわれています。軽度の首こりであれば、ストレッチやマッサージ、湿布などでスッキリし一時的に改善することもあります。

しかし、慢性化した首こりは、一時的によくなってもすぐに痛みや不快感があらわれたり、頭痛や吐き気、だるさ、目の奥の痛み、不眠、うつ、胃腸の不快感など原因不明の症状で悩まされることもあるようです。

これらは、首こりで首にある脳幹(疲れの回復やリラックスさせる神経である副交感神経の司令塔)に負担がかかり、副交感神経の働きが乱れたことによっておこる様々な症状と考えられています。

漢方では、首こりのおもな原因である血の滞りを『瘀血(おけつ)』といい、血の巡りを整えることを中心に考えます。

さらに、首こりが原因で起こっていると思われる不定愁訴に対しても、漢方薬で体の内部の筋肉をリラックスさせたり、体全体のバランスを整えていくことで症状を改善していくことを考えます。

慢性化しやすい首こり、、、原因は?

日々の生活の中には、首こりの原因となる体への負担が沢山あります。負担がかかり続けると、首こりが慢性化し、首以外の症状が現れることも考えられます。

おもな首こりの原因として

① 姿勢:長時間同じ姿勢でのパソコン作業が多い
② 冷え:冷房などで首を冷やしている
③ ストレス:日々のストレスで首の筋肉が過度に緊張する
④ 緊張:仕事や日常生活で常に精神的緊張がある
⑤ 疲れ:疲れが回復せず蓄積されている
⑥ 外傷:過去に事故や怪我で首を痛めたことがある

普段から首の筋肉は、5kg前後はある頭を支えているため負担がかかりやすくなります。

その上、パソコンやスマホ操作が多い日常生活では、猫背やストレートネックなど姿勢が悪くなりやすく、首から肩にかけての筋肉が血行不良になりやすくなります。

首こりを漢方で考えると?

漢方では、首こりの原因として次のようなことが考えられます。

① 気血の巡りが滞る『気滞血瘀(きたいけつお)』の首こり

長時間同じ姿勢での作業や精神的な疲労や緊張が続くと、気血の流れが滞り首こりの原因となります。特に女性は、男性よりも首の筋肉が細いため、猫背や前かがみの姿勢を長時間していると首が疲労しやすく首こりが起こりやすくなるといわれています。

漢方薬では、冠元顆粒や逍遥丸など気血を巡らせて、慢性的な凝りや痛みを緩和するものを用います。

② 冷えて流れが滞る『風寒侵入(ふうかんしんにゅう)』の首こり

冷房で冷やされるなど、風寒の邪気がからだに侵入すると、経絡の流れが悪くなり首こりの原因となります。お風呂で温まると首のこりが楽になる方は、冷えが原因で血の流れが悪くなっていることが多いようです。

漢方薬では、葛根湯など、風寒邪を汗とともに外に飛ばし、経絡を通して首のこわばりをとるものを使います。しかし、長期に使用すると胃腸に負担を掛けるため、根本的な改善が必要になってきます。

③ 水の巡りが滞る『痰湿凝滞(たんしつぎょうたい)』の首こり

天気の良くない日は首こりが悪化する、という方は水の代謝が良くないことと関係があります。胃腸が弱い方や、普段からお酒や脂っこい食事、過量の水分を好んでとっていると、血中に痰湿(=悪いもの)がたまり、経絡を滞らせ首こりの原因となります。
漢方薬では、薏苡仁湯、防已黄耆湯、二朮湯など痰湿をとり経絡を通じさせるものを使います。
また、益宝(イーパオ)は血を巡らせ湿をとり、経絡の通りをよくする食用蟻と葛根などを使った健康食品です。他の漢方薬と組み合わせてよく用います。

一般的な首こりの治療法

現代医学では、首こりの治療として、牽引や低周波電流を流し筋肉や神経を刺激する方法、ホットパックで筋肉を温める方法、マッサージ、筋肉の緊張を緩める内服薬、痛み止めなどが一般的です。自律神経症状が強い場合は、安定剤などを用いることもあるようです。

首こりと漢方のポイント

首こりの改善には、毎日の生活の中で気をつけることが沢山あります。

普段から正しい姿勢を意識して、特になで肩の方は猫背になっていないか気をつけましょう。長時間パソコンで仕事をする方、スマホで目をよく使う方は、こまめにストレッチや首の運動をして血行をよくすること、必要な時以外は画面を見ないことも大切です。

また、枕の高さや寝方を変えたら首こりが緩和し、すっきり起きられるようになることもあるようです。

湯船に浸かって冷えや疲れをとる、胃腸にやさしい食事、からだを冷やさないなど、体全体を整える習慣も首こりの改善につながります。

首こりでお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。

今井 太郎(漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師)

執筆者:今井 太郎

漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師

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