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膝に水がたまる

膝に水がたまる、、、漢方では??

膝の痛みや腫れの原因のひとつに『膝に水がたまる』いわゆる『関節水腫』があります。

加齢などによって、膝の骨を覆っている軟骨がすり減り、骨と骨とがぶつかり合って炎症を起こすことがおもな原因といわれていますが、若い人の発症も少なくないようです。

膝にたまった水、つまり関節液には、関節をスムーズに動かす潤滑油のような働きや軟骨に栄養を与える働きがあります。

通常、関節液は、膝の滑膜で新しく作られ古いものは吸収されて、常に一定量を保っています。しかし、滑膜に炎症が起こると、炎症を抑えようと沢山の関節液が分泌されて『膝に水がたまった』状態になると考えられています。

膝に関節液がたまると、痛みや腫れ、だるさなどが起こり、膝の曲げ伸ばしや正座ができない、ひどい場合は歩行困難になることもあります。

痛みで膝を動かさなくなると、膝の血流障害が起こり、さらに症状の回復が遅れることも多いようです。

膝に水が溜まる場合の一般的な治療法

西洋医学での治療では、膝にたまった関節液を注射器で抜いて一時的に痛みや腫れを緩和することが一般的に行われています。また、膝関節の動きをスムーズにする目的で、ヒアルロン酸の注射をすることもあります。

しかし、原因である炎症が残っていると膝の水は再びたまってしまうため、根本的には炎症を抑えることが必要です。炎症を抑える痛み止めやステロイド剤、湿布剤などを使いながら水抜きすることもあるようです。

膝に水がたまるのを漢方で考えると?

漢方では、膝に水がたまって痛みや腫れなどが現れた状態を『痺証(ひしょう)』といいます。『痺』には通じない、塞がるという意味があります。

漢方的には、冷えや湿気などによって経絡を流れる気血の巡りが滞ると『不通則痛(ふつうそくつう)』、つまり通じていない所に痛みが生じると考えます。

つまり『痺証』とは、冷えや湿気などによって経絡の流れが妨げられ、膝に水がたまったり、関節の痛みや腫れ、しびれ、だるさなどの症状が現れることをいいます。

漢方薬では、湿気を取り除きながら経絡の流れを改善する薏苡仁湯、活楽宝、イーパオ(食用蟻を使った健康食品)などを用います。

痛みが強い場合は、膝関節の血流を良くし、痛みや腫れを緩和させる田七人参などの活血薬を併用することもあります。

また、基本的に年を重ねると関節や骨が弱くなります。漢方では、関節や骨、周囲の筋肉に栄養を与え丈夫にする補血薬や補腎薬を用いることもあります。

膝に水がたまる 日常のポイント

湿度の高い日本では、体に湿気が溜まりやすく水の巡りが良くない方が多く見られます。特に、膝に水がたまる方に多くみられるのが、胃腸が弱く体内の水分をうまく代謝できていない状態です。

日常では、冷たい物の摂り過ぎや過食に注意して、胃腸負担の少ない食事や生活習慣を心がけることも大切です。膝に水がたまりやすい方の体質部分の改善につながることが考えられます。

また膝への負担を減らすために適正な体重を保つことは、予防にもなります。

膝に水がたまってお困りの方、何度も症状を繰り返している方は、漢方で体質の見直しをしてみることもお勧めいたします。

今井 太郎(漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師)

執筆者:今井 太郎

漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師

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