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糖尿病と漢方について

糖尿病の疑いのある日本人は1000万人を上まわり、年々増え続けているといわれています。その90%が肥満や運動不足などの生活習慣が影響しています。

糖尿病の怖さは、高血糖のまま放っておくと血管合併症(網膜症・腎症・末梢神経障害)を引き起こすおそれがあることです。

3大症状『多飲・多食・多尿』に加え、全身の倦怠感や体重減少などの自覚症状が現れることもありますが、なかには無症状のまま進行し見過ごしてしまう場合もあります。

慢性的に血糖が高い状態、いわば血管が砂糖漬けになった状態では、血管に傷がつき、最終的に失明や腎不全による透析の必要性、知覚異常や自律神経障害、足の壊疽のほか、心筋梗塞や脳梗塞を発症することもあります。また、認知症のリスクが高まることも分かっています。

糖尿病の合併症を引き起こさないためには、早い段階で気付き、日頃の生活習慣の見直しや養生で予防をすることが大切です。

漢方は予防医学ともいわれます。西洋薬でなかなかコントロールしにくい合併症の予防や自覚症状の緩和を目的によく用いられます。

糖尿病を漢方で考えると?

漢方では、“喉の渇きと多食にも関わらず痩せる”状態を『消渇(しょうかつ)』といい、これが現代の糖尿病に当たると考えられています。

そして、症状の進行状況から上消(喉が渇き多飲になる肺の症状)、中消(食欲が過剰になる脾胃の症状)、下消(尿量が過度に多くなる腎の症状)の三消に分けて治療が行われてきました。

血糖の高い状態が続くと、次第に体の潤いが奪われ(陰虚)、また倦怠感や脱力感(気虚)などを感じやすくなります。

漢方的には、この状態を『気陰両虚』といい、麦味参顆粒や糖解錠、白虎加人参湯などの漢方薬を症状緩和の目的で使うことがあります。

糖尿病では、血糖のコントロールだけでなく合併症を予防することも重要です。

現代の日本人には、食事の不摂生や肥満、運動不足などの生活習慣の乱れから体に余分な老廃物が溜まり、血流が悪くなっている状態の方が多くみられます。

そしてこのような血の滞りやすい体質が、血管障害を伴う合併症を引き起こす原因になっていると考えられます。

漢方では、体に溜まった老廃物によって血の巡りが良くない状態を瘀血(おけつ)といい、これらの状態を改善する漢方薬として冠元顆粒などがよく用いられます。

冠元顆粒の構成生薬である丹参には、血流を良くする働きとともに、傷ついた血管を修復する働きがあり、血糖のコントロールだけでなく、合併症の予防と改善にもよいと考えられています。

糖尿病の一般的な治療法

西洋医学では、糖尿病の治療の基本は食事と運動です。これで血糖コントロールが難しい場合、血糖降下薬による薬物治療を行います。

一般的な健康診断では、尿糖、空腹時血糖、ヘモグロビンA1c(約2ヶ月間の血糖値の平均)の値から血糖の状態を判断します。糖尿病や合併症の疑いが強い場合、食後の血糖が高くなる傾向があるため、ブドウ糖を飲んで血糖の変化をみる75g経口ブドウ糖負荷試験が行われることもあります。

代表的な糖尿病の薬として
①インスリンの分泌を促す薬
・スルフォニル尿素薬(アマリール、ダオニール、グリミクロンなど)
・速効型インスリン分泌促進薬(スターシス、ファスティック、グルファストなど)
・DPP-4阻害薬(ジャヌビア、ネシーナ、エクアなど)
・GLP-1受容体作動薬(バイエッタ、ビクトーザなど)

②糖の吸収を遅らせる薬
・α-グルコシダーゼ阻害薬(グルコバイ、ベイスン、セイブルなど)

③インスリンの効きを良くする薬
・ビグアナイド薬(ジベトス、メルビン、メトグルコなど)
・チアゾリジン薬(アクトス)

④過剰な糖を排泄する薬
・SGLT2阻害薬(スーグラ、フォシーガ、カナグルなど)

があります。

 

糖尿病と漢方のまとめ

糖尿病は、健康診断などの血液検査で初めて血糖値の高さに気が付くことも少なくありません。治療の遅れから合併症を引き起こさないためにも、漢方薬などで体を整えておくことが糖尿病の予防や改善につながります。

もちろん、肥満や運動不足などの生活習慣を見直し、ストレスをうまく発散させるなどの養生もあわせて行うことが大切です。

個々の体質やお体の状態にあわせて漢方薬をお選びしますので、糖尿病の予防や改善のご相談は専門の漢方薬局でされることをおすすめいたします。

今井 太郎(漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師)

執筆者:今井 太郎

漢方の後楽堂薬局 薬剤師/薬学博士[Doctor of Pharmacy]/国際中医師

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