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多汗症

■ 多汗症と漢方

多汗症気温が高くなるとともに、多汗症のご相談が増えています。一般的に多汗症は、夏場や気温が高い日だけでなく、1年を通して不快に汗が流れ出る症状です。

多汗症に多い症状
  • ・ 人前で緊張すると顔から汗が止まらなくて恥ずかしい
  • ・ 顔や頭の汗でメイクができない
  • ・ 服に汗じみができてしまう
  • ・ 寝汗がひどく一晩で何回も着替える
  • ・ 手汗で握手ができない
  • ・ 運動後のように常に濡れている

多汗症によって、日常生活や対人関係にも支障が出て、ひとりで悩まれていたり、いつも辛い思いや恥ずかしい思いを抱えて過ごされる人も多いようです。

特に汗腺が集中している掌や足底、脇の下、頭部からの多汗症が多く、おもに緊張した時など精神的な原因でおこりやすくなります。

現代医学では、多汗症はおもに、交感神経が過敏になっていることが原因と考えますが、どのように過敏になるか詳しくは解明されていません。

また、多汗症の原因に深刻な病気(感染症や内分泌・代謝性疾患、膠原病、悪性腫瘍、中枢神経疾患など)が関係していることもあり、受診が必要になる場合もあります。

■ 多汗症 漢方で考えると?

漢方では、からだの機能や心身のバランス、ホルモンバランスや自律神経の乱れを調整し正常化させ、多汗症の改善にあたります。多汗症の原因を漢方では次のように考えます。

① 気の不足で汗をコントロールできない『営衛不和(えいえいふわ)』の多汗症

衛益顆粒気は体に必要な元気や水分が体表から漏れ出すのを防ぎます。その気が不足すると、体内に保っておくべき水分が体表から漏れ出てしまい、だらだらと必要以上に汗が出るなどの多汗症の症状が出やすくなります。

気はからだのエネルギーであるので、気の不足したひとは、全体的に元気がなく疲れやすい、風邪をひきやすい、体は冷えるが汗をかくなどの症状がみられます。

漢方薬では、体表の気を補って汗の漏れを防ぐ、衛益顆粒や桂枝湯、桂枝加竜骨牡蛎湯などを用います。

 

② 体内の水分と熱のバランスが崩れている『陰虚火旺(いんきょかおう)』の多汗症

瀉火補腎丸からだの熱と水分のバランスが崩れると、熱が体内にこもり汗をかきやすくなります。

上半身がほてる、のぼせる、寝汗をよくかく、掌や足の裏が熱く感じるなど熱の症状がみられます。漢方では、陰(水)陽(熱)バランスが崩れた結果と考えます。

更年期前後の女性に多い上半身からの多汗症も、女性ホルモンと関係が深く、腎の陰陽バランスを中心に考えることも多いです。

漢方薬では、体内の熱(陽)を抑え、潤い(陰)を補う瀉火補腎丸などを用います。

③ 体内の余分な水分が熱化した『湿熱鬱蒸(しつねつうつじょう)』の多汗症

からだに水が溜まりやすくむくみやすい、さらに熱化した状態になると、汗のもとである湿熱となります。過食や飲酒などで胃の働きが低下して湿熱が停滞していることが主な多汗症の原因となります。漢方薬では、湿熱を取り除く竜胆潟肝湯や茵陳五苓散などを用います。

 

加味逍遥散また、多汗症の人は、精神的な緊張やストレスを感じやすい人が多く、掌や足の裏、脇など部分的な汗に悩まれるケースが目立ちます。

漢方では、『肝気鬱結(かんきうっけつ)』といって、体内の気の流れが悪くなることが影響していると考えます。

漢方薬では、気の巡りを整えたり、精神安定の働きのある加味逍遥散、柴胡加竜骨牡蠣湯などを用います。

 

上記の漢方薬は一例です。多汗症の原因や体質によって正しい漢方薬を選ぶ必要があります。

■ 一般的な多汗症の治療法

現代医学における多汗症の治療には、内服薬(抗不安薬、抗コリン薬など)、外用薬(塩化アルミニウムの塗り薬)、ボツリヌス療法(ボツリヌス菌の作る天然たんぱく質を成分とした注射)、手術(神経の切断や汗腺の除去など)があります。

■ 多汗症と漢方のまとめ

多汗症の改善には、少し時間がかかることが多いです。精神的な面も関わることが多いので心身のバランスをとるためは、日頃から休養と睡眠をしっかりとることが大切です。

発汗を促す辛いものや脂肪の多い動物性食品の過食は控え、和食を中心とした食事内容に変えていく、など日々の養生で多汗症の出方や質も変わってくることが多いです。

お悩みの方は一人で悩まれず、一度ご相談されてみてはいかがでしょうか??

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