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ホットフラッシュ

■ ホットフラッシュと漢方

ホットフラッシュホットフラッシュは、50歳前後の女性におこりやすい更年期障害のひとつです。

ホットフラッシュは一般に、突然の「のぼせ」「ほてり」「発汗」が、周囲の環境に関係なくあらわれます。

冬の寒い日でも、急に顔が熱くなったり、ほてる、大量の汗がでる、汗が止まらない・・といったホットフラッシュ症状は比較的多くみられます。

漢方では、このようなホットフラッシュのような症状を『化火(かか)』といい、色々な要因によって火がついてしまった状態を表しています。

西洋医学では、卵巣のはたらきが低下し女性ホルモン(エストロゲン)分泌が少なくなること、それにより自律神経の調節がうまくいかず、血管の収縮・拡張のコントロールができなくなることがおもな原因と考えます。

■ ホットフラッシュ 漢方では?

ホットフラッシュ漢方の考え方に、『女性は7の倍数でからだに変化があらわれる』とあります。

女性にとって49歳前後は、女性ホルモンもだんだんと少なくなり、月経も乱れがちになります。また、ホットフラッシュなどのこれまで感じなかった不調を感じやすく、からだの節目といえます。

漢方では、加齢や女性ホルモンとも関係のある「腎」のはたらきの低下や自律神経と関係のある「肝」が乱れることでホットフラッシュが起こりやすくなると考えます。

①  加齢に伴う潤い不足でのぼせやすい『腎陰不足』のホットフラッシュ

瀉火補腎丸閉経が近づくと、女性ホルモンの分泌が減って月経のリズムも乱れやすくなります。

漢方では、加齢とともにあらわれるホルモンバランスの乱れや精力の減退などの症状を腎虚といいます。

特に潤い不足の状態を腎陰虚といい、からだに熱がこもりやすく、ホットフラッシュやのぼせの症状が出やすくなります。

漢方薬では、腎に潤いを与えて余分な体の熱をとる瀉火補腎丸や杞菊地黄丸、亀鹿仙などを用います。

②  気が乱れてのぼせやすい『気滞・気逆』のホットフラッシュ

加味逍遥散女性ホルモンに影響されるのが自律神経のバランスです。

漢方的には、腎虚に伴ってあらわれるイライラや落ち込み、不安感、焦燥感などを肝気の乱れととらえ、気が逆上する気逆や気の流れが滞る気滞がホットフラッシュの原因になると考えます。

漢方では、気の流れを整える加味逍遥散や柴胡加竜骨牡蛎湯、抑肝散などを用います。

③  冷えや血の停滞でのぼせやすい『腎陽不足』のホットフラッシュ

腎のはたらきの低下は、体を温める陽の不足にもつながります。

腎陽が不足すると、冷えや血の流れの滞りを招きます。よく「手足の末端は冷たく冷えているのに上半身は火照っている」といったご相談をお受けしますが、これは腎のはたらきの低下による温める力の不足によりおこる血行不良の状態です。

漢方では、腎陽を補う八味地黄丸や海馬補腎丸、血行不良がみられる場合は、婦宝当帰膠や芎帰調血飲などを用います。

■ 一般的なホットフラッシュの治療法

現代医学において、ホットフラッシュがひどいときには、少なくなった女性ホルモン(エストロゲン)を補充するホルモン補充療法(HRT)が一般的です。HRTでは、女性ホルモンの経口剤(飲み薬)と経皮剤(貼り薬・塗り薬)があります。

エストロゲン単独の使用で、子宮からの出血や子宮体がんの発症率が高まることがあるため、それらのリスクを抑える黄体ホルモン(プロゲステロン)を併用したり、二つのホルモンの配合剤を用います。子宮筋腫や子宮内膜症などで子宮をとった方は、エストロゲン単独の投与となります。

■ ホットフラッシュと漢方のまとめ

更年期障害の症状の中でも、ホットフラッシュは頻度の高い症状です。

不足したエストロゲンを補うだけではなかなかとれない症状も、からだ全体のバランスを整えることで改善されるケースも多くみられます。

漢方薬はまさに、不足したものは補い、不要なものは捨て、流れていないものは巡らせて流れを整えることで、からだを健康な状態に戻していきます。

ホットフラッシュでお困りでしたらぜひご相談ください。

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