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漢方お悩み相談室

皮膚病のお悩み

ニキビ

■ ニキビと漢方

nikibiニキビは、一度治っても繰り返しやすく、慢性化しやすい皮膚疾患です。

抗生物質などを飲めば一時的に良くはなりますが、ニキビがすぐにぶり返してしまう、二キビ跡がなかなか消えないなどのご相談が多いです。

青春のシンボルといわれる思春期ニキビは、10代後半のまさに思春期にできやすく、誰もが経験しやすい皮膚病ですが、最近では20代以降の、いわゆる「大人ニキビ」も増えています。

ニキビは、尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)とも言われ、体の皮脂が多く出る部位に発症しやすい皮膚病です。

皮脂分泌が活発な、おでこ、まゆ毛から眉間、鼻すじなどのTゾーンと呼ばれる部位は思春期ニキビのできやすい部位です。

一方、大人ニキビでは、比較的皮脂の少ないUゾーンと呼ばれる、あご、ほほ、口の周りや首、胸、背中がニキビの好発部位となります。

なぜニキビはできてしまうのでしょうか?

ニキビ発症のおもな原因は、毛穴の皮脂詰まりとそこに増殖したアクネ菌(ニキビ菌)によります。アクネ菌は、“悪い菌”のイメージが持たれやすい菌ですが、通常私たちの皮膚や毛包内に存在する常在菌です

ただ、酸素が少なく、皮脂が豊富にあるところを好み繁殖しやすい性質をもっているため、まさに、皮膚の毛包内はアクネ菌の格好の住み家となってしまうのです。アクネ菌が増殖すると、皮脂を分解して脂肪酸を作り、この脂肪酸が炎症を引き起こす引き金となります。

毛穴が詰まる原因は、新陳代謝の低下や皮脂分泌に関わるホルモンの影響などで、肌の表面が硬くなり、毛穴付近のターンオーバー(肌の生まれ変わり)が正常に行われなくなることによります。

 

ニキビの漢方は?

ニキビといっても、原因によっていくつかのタイプに分かれます。
原因が異なれば、対処法も異なってきます。

大切なことは、新しく出るニキビをできるだけ少なくしていくことです。

まずは、今あるニキビを清熱解毒薬(せいねつげどくやく)と言われる分類の漢方で炎症や膿などを抑え、デトックスしてきます。

ニキビ跡は新たなニキビが少なくなってくると、皮膚のターンオーバーの度に目立ちにくくなってくることが多いです。

①  赤く痛みのあるニキビ(赤ニキビ)

赤ニキビ

○ 赤ニキビの特徴は炎症が強く、見た目も痛々しいブツブツしたニキビです。
暴飲暴食後や、生理前後にひどくなりやすく、普段から肉や辛いもの、甘いものが好きな方に多いのが特徴です。

○ お肌以外の出やすい症状
便秘気味、口が渇く、イライラしやすい、目の充血など
⇒これらの症状は、血に熱がこもった「血熱」の状態です。

漢方薬では、五涼華、清営顆粒などで清熱解毒や血熱をとっていきます。

女性の場合は、血熱のこもりやすい生理前は、なるべくストレスを溜めない、辛いものや脂っこいもの、チョコレートなどの甘味を控えるなど生活養生にも注意することもニキビを悪化させないためのポイントです。

 

②  黄色く膿んでいるニキビ(黄ニキビ)

黄色ニキビ

○ 黄ニキビの特徴
赤ニキビ同様、腫れて化膿が進み、熱っぽさと痛みをともなうニキビです。

肌質はオイリー、ニキビの跡が残りやすいことも多く、ファーストフードや揚げ物などの脂っぽいもの、ジュースなどの甘い飲み物が好きな方に多いタイプです。

○ お肌以外の出やすい症状
便秘気味、イライラしやすい、暑がり、のぼせ、女性では黄色いおりものが増えるなど
⇒これらの症状は、体に「湿熱毒」が溜まった状態です。

漢方薬では、五涼華、瀉火利湿顆粒、黄連解毒湯などで湿熱毒をとっていきます。

③  白く小さなニキビ(白ニキビ)

白ニキビ

○ 白ニキビの特徴
皮膚色~白色に近く、小さいが数が多く治療に時間がかかるニキビです。
押すと、黄白色の角栓(コメド)が出て、額や小鼻辺りのTゾーンに出やすいのが特徴です。

○ お肌以外の出やすい症状
のどや鼻が乾燥しやすい、よく咳き込む、普段から風邪をひきやすいなど
⇒これらの症状は、肺(呼吸器系)が弱く、体の皮膚に「肺熱」がこもりやすい状態です。

漢方薬では、涼解楽、五涼華、清上防風湯などで肺熱をとっていきます。

 

④  紫色でゴリゴリ硬いニキビ(紫ニキビ)

紫ニキビ

○ 紫ニキビの特徴 紫~赤黒い色の触ると硬く芯のあるニキビです。
このニキビの色は、体内の血の巡りの悪さや、老廃物の溜まりやすさを表しています。

○ お肌以外の出やすい症状
肩こり、頭痛、生理痛などの痛みの症状、顔のくすみやくま、唇の色が暗紫色、婦人科系のトラブル(子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫、経血に塊が多いなど)、太りやすいなど
⇒これらの症状は、血と津液(水)の巡りが悪く熱がこもった状態です。

漢方薬では、五涼華、田七人参茶、沙棘油、温胆湯などで血行を改善し代謝を良くします。
紫ニキビの改善は、婦人病の予防や改善にも繋がります。

 

■ 生理前にニキビができやすいのはなぜ??

生理前に出やすい大人ニキビは、女性ホルモンや月経周期とも深く関係しています。特に、生理前の一週間前後は、黄体ホルモンが上昇し、体に熱がこもりやすい時期になります。

便秘やイライラしやすいなど生理前症状(PMS)も起こりやすくなります。Tゾーンや鼻、ほほ、あごまわりの皮脂分泌も活発になり、オイリー肌になりやすくニキビが出やすい肌状態に…。

漢方では、ホルモンバランスの崩れ(腎虚、気滞)を整え、熱毒をとる漢方薬で炎症を抑えることを中心に考えます。

ホルモンバランスを整える漢方:逍遥散、紫河車、瀉火補腎丸、沙棘油など

生理前のニキビが気になる方は、上記①~④のタイプ別ニキビ治療法と、生理周期にあわせた対策を同時に行うことが大切です。

 

■ ニキビと漢方 養生のポイント

毎日の養生次第でお肌は美肌に変わるもの。漢方で、生活養生・食養生はニキビの予防や治療には欠かせません。体が喜ぶ、日々の養生があってこそ漢方薬の効果が最大限に発揮できます。

こんな質問をよくさせて頂きますが、これらは、ニキビの習慣にとってとても重要なことです。

『最近、よく眠れていますか?』

良質な睡眠とともに、ホルモン分泌やお肌のターンオーバーが活発になる、夜10時~2時頃には布団に入って頭を休めましょう。

『毎日偏りなく、規則正しい時間にお食事が摂れていますか?』

毎日、デドックス食材を摂るよう心掛け、規則正しい時間に食事を摂ることが美肌への近道です。

デドックス食材とは、体の老廃物をとり、胃腸にやさしい食材のこと。火を通した野菜(緑黄色野菜)、キノコ類は毎日たっぷり摂りましょう。

『食事も美味しく、快便ですか?』

野菜たっぷりの味噌汁やスープ、鍋料理などは、野菜の量も摂りやすく、かつ美味しく続けやすいメニューの一例です。便秘解消にも繋がります。

『リフレッシュできていますか?』

ニキビとストレスは関係があります。ストレスによる気の滞り(気滞)から肌トラブルへ発展するケースもあります。

何かとストレスフルな現在社会、気分転換の時間を作って、ストレスを溜めない工夫が大事です。ご自分の趣味の時間を楽しむことが一番ですが、香りのよい食べ物を摂ったり、マッサージやアロマなどを取り入れるのもよいでしょう。

日頃から、お肌のお手入れも忘れずに。

ニキビは皮脂の分泌が活発なことで起こりやすい皮膚病ですので、洗顔で毛穴の中の皮脂やメイクをやさしく落とした後に、乾燥を防ぎ、お肌のバリア機能を高めるために保湿が大切です。

 

■ 漢方ニキビ治療のゴールは元気な美肌!

『皮膚は内臓の鏡』と言われるように、お体の内面の状態はお肌に表れます。つまり内面からのケアは非常に大事です。

すっかりニキビが治ってもそこで終わりではありません。日頃の養生が、その後のニキビ再発の予防になります。

万が一、ニキビを再発しても養生を続けていると回復も早くきれいに治療できます。ニキビ治療の最終ゴールは再発しづらい元気な美肌を作ること。

ニキビでお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください。

 

■ 一般的なニキビ治療

おもに、西洋医学では、抗生物質の内服&外用、面疱圧出などの処置が施されます。

抗生物質(内服)

ルリッド、クラリシッド、クラリス(マクロライド系)
ミノマイシン(テトラサイクリン系)
フロモックス、セフゾン、バナン、メイアクト(セフェム系)
クラビット、オゼックス(ニューキノロン系)
ファロム(ペネム系)

ビタミン剤

フラビタン(ビタミンB2)
ピドキサール(ビタミンB6)
シナール(ビタミンC)

低用量ピル(経口避妊薬)
抗生物質(外用)

ダラシンTゲル・ローション(リンコマイシン系)
アクアチムクリーム・ローション・軟膏(ニューキノロン系)

ビタミンA誘導体製剤(外用)

ディフェリンゲル(アダパレン)

抗炎症剤(外用)

スタデルムクリーム(非ステロイド性)

硫黄製剤(外用)

イオウカンフルローション

局所注射(外用)

ケナコルト注射(ステロイド)
プラセンタ注射
ヒアルロンサン注射

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