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むくみ

■ むくみとは??

むくみむくみは、疲れている時など日頃よく起こる症状のひとつです。血液中の水分が血管やリンパ管の外に染み出て、皮膚の下に溜まった状態です。顔やまぶた、手指、足首からふくらはぎにかけてむくみやすく、時にからだ全体がむくむこともあります。

むくみには、大きく分けて

  • ・運動不足や長時間の立ち仕事、睡眠不足、生理前や妊娠時など日常的なむくみ
  • ・病気(心不全や腎不全、肝硬変、ネフローゼ症候群、血管浮腫、腹水 など)が原因のむくみ
  • ・薬や塩分の取り過ぎによるむくみ

があると考えられます。

よくみられるむくみの症状
  • ・靴下のゴム跡がくっきりつく
  • ・夕方になるとブーツが窮屈に感じる
  • ・いつもの指輪がきつい
  • ・むくんだ部分を指で押すと凹む
  • ・お酒を飲んだ翌朝、顏やまぶたがむくむ
  • ・生理前、からだ全体がひとまわり大きくなった感じで重だるい
  • ・梅雨時期になるとむくみを感じやすい

などが、むくみのご相談で多い症状です。
朝と夕方で体重が2キロ前後変わってしまう人も実際にいらっしゃいます。

■ むくみ 漢方で考えると

漢方では、からだ全体の水分代謝の低下がむくみの原因と考えます。

中医学では、主に水の代謝は『肺・脾(胃腸)・腎』で行うと考えますが、そのうちのどこかの機能が低下すると水が滞り、むくみが生じやすくなると考えます。それぞれの部位の水分代謝を整える漢方薬を使用します。

①  脾胃(胃腸)に過剰な水が滞った場合(水湿困脾 すいしつこんぴ)のむくみ

胃腸が弱い、冷たいものの取り過ぎにより胃腸に負担がかかっている、など脾胃の消化機能が低下していると、水分代謝も低下してむくみに繋がります。

おもに、全身や四肢がむくみやすくなります。

漢方薬では、五苓散など、胃腸を守りながら水を巡らせるものを用います。

②  肺に過剰な水が滞った場合(肺気不宣 はいきふせん)のむくみ

肺は、外気の影響を最も受けやすく、からだの水の出入と関係が深い場所です。湿気で肺が塞がって、水が停滞し代謝できずむくみとなります。

おもに、顔やまぶたがむくみやすくなります。

漢方では、越婢加朮湯など肺の水分代謝を高め、水を取り除くものを用います。

③ 腎に過剰な水が滞った場合(腎陽不足 じんようぶそく)のむくみ

からだを温める腎陽が不足した状態が続くと、水を尿などにかえる気化ができず、水が停滞します。

長期化しやすく、おもに下半身がむくみやすくなります。

漢方では、牛車腎気丸や真武湯など、腎を温めて水を気化させるものを用います。

 

また、血行不良でも水が停滞しむくみやすくなります。
この様な場合、血を巡らせる活血薬などの漢方薬を用いることがあります。

生理前になるとむくみやすい女性も多いですが、女性ホルモンの乱れや気血の巡りがよくないことが関係していることもあります。

■ むくみと漢方:利尿剤と利水剤の違いは・・

現代医学では、むくみの治療には利尿剤がよく使われます。利尿剤は、尿より余分な水を排泄させる薬です。漢方では、むくみに対して、体内の水のバランスを調節する利水剤を用います。

利水とは、“体内の水が多ければ排泄を促し、逆に不足していれば保持する”ことです。

実際に、『むくみの症状はあるけれど、口は渇く』という人は、体内の水分バランスが不均一になっています。利水剤で体内の水を巡らせながら余分な水は排泄させ、バランスを整えることが必要です。

利尿剤と利水剤、似ていますが、実は全く異なる概念です。

むくみは原因によって対処法も異なりますので、漢方薬をご希望の際は、漢方専門の薬局などにご相談されることをおすすめいたします。

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